職業としての小説家 by 村上春樹【書評】5


<5.何を伝え、何を書こうとしているのか?ー世界はこんなにも魅力的で面白いー>

彼が何を伝え、何を書こうとしているのかというのは【手のひら】の章の一節から読み取りました。

彼は小説でも、「答えを言わない」をモットーとしているからか、
この本でもメタファー(例)によって、それを伝えてくれてように思います。

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僕は三十数年前の午後に神宮球場の外野席で、自分の手のひらに降ってきたものの感触をまだはっきりと覚えていますし、
その一年後にやはり春の昼下がりに、千駄谷小学校のそばで拾った、怪我をした鳩の温もりを、同じてのひらに記憶しています。


「小説を書く」意味について考えるとき、いつもそれらの感触を思い起こすことになります。


僕にとってそのような記憶が意味するのは、自分の中にあるはずの何かを信じることであり、それが育むであろう可能性を夢見ることでもあります。
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もしもあなたが小説を書きたいと志しているなら、あたりを注意深く見回してくださいーー。というのが今回の僕の話の結論です。

世界はつまらなそうに見えて、実に多く魅力的な、謎めいた原石に満ちています。

(「職業としての小説家」村上春樹ー【さて、何を書けばいいのか?】章より)

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彼が書こうとしている「自分の中にあるはずの何か」とは、おそらく、
「この世の人や自然が作り出すものは、温かく、儚く、美しく、魅力的で謎めいている、面白い!」
ということなのかなと受け取りました。

村上さんはその人と自然の魅力を、
自分流に育てて、より鮮明にして、人に伝えようと奮闘しているのだと。

私が通っている立花BE・ブログ・ブランディング塾で先生であるたっちーは書いているものが、「自分のコンセプト」になるといいよね、と言いました。

私は、村上さんの著書は全ては読んでいなのですが、
村上さんのコンセプトは、

「世界にはこんなに温かく、魅力的なもので溢れているを知ってほしい」
なのではないだろうか?

そう気づきました。
私のなかで、嬉しさと温かい何かが拡がってきました。

もう一歩、自分のコンセプトが深まったような気がします。

私も魅力的で謎めいている一瞬を見つけていきたいと思いました。

まとめ

彼は「努力家」であり、真摯にやるべきことに向きあい、
決めたことだけをやる「集中と選択の戦略家」でした。

一言で言えば、すごくかっこいい!!

こんな弱い私でも、彼のようにぶれずに戦略的に続ければ
近づけるのかもれない、と力強い勇気をもらいました。

 

彼の生き様は
「時間を味方につける」という章にあった
以下の言葉に集約されるのではないかと思います。

ーー結局のところ、ベストを尽くしたという満足感、精一杯働いたというあかし、
我々が墓の中まで持って行けるのはそれだけである。ーー

 

ぶれない自分で、奮闘しながら、更なる高みをめざしている。

本物は、ただやるべきことをやっているのだ。

 

 

オススメの一冊です。

 

職業としての小説家 by 村上春樹
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職業としての小説家 (新潮文庫)
村上春樹

 

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