職業としての小説家 by 村上春樹【書評】3


<3.基礎体力を身につけること>

長い歳月にわたり、
創作活動を続ける持続力を持つために
もう1つ大切なことは、
たくましく、しぶといフィジカルな力を獲得すること。

それは、自分の身体を味方につけることでした。

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体力が落ちてくれば(これもあくまで一般的に言えば、ということですが)
それに従って、思考する能力も微妙に衰えを見せていきます。

思考の敏捷性(びんしょうせい)、精神の柔軟性も失われてきます。

僕はある若手の作家からインタビューを受けたとき、「作家は贅肉がついたらおしまいですよ」と発言したことがあります。

(「職業としての小説家」村上春樹ー【どこまでも個人的でフィジカルな営み】章より)

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日々走ることが僕にとってどのような意味を持つのか、僕自身には長い間そのことがもう一つわかりませんでした。

毎日走っていればもちろん身体は健康になります。

脂肪を落とし、バランスのとれた筋肉をつけることもできますし、体重のコントロールもできます。

しかも、それだけのことじゃないんだ、と僕は常日頃感じていました。
その奥にはもっと大事な何かがあるはずだと。

(「職業としての小説家」村上春樹ー【どこまでも個人的でフィジカルな営み】章より)

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毎日、1時間以上のランニングをしていることもまた、
小説のためなのだと知りました。

当たり前ですが、体と脳は繋がっています。

どんな仕事でも第一線で活躍する人は、
やり続ける秘訣の1つに「健康」を上げるのでしょうね。

書くために走るのです。

何かを真剣に極めて一生かすがいとしたいのならば、
基礎体力を身につけること、
彼が言うとこれ以上の説得力はありません。

私も週3-4回だったウォーキングを毎日にしました。
体の調子が圧倒的に変わってきたのを実感しています。
よく眠れるようにもなりました。

 

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