【コーチングセッション事例】イライラが長く続く、相手に代わってほしい


となり町のコンビーフサンドイッチが絶品の
珈琲工房にて、、
「イライラして、もう限界です。」
こんな言葉から始まりました。

クライアントOさんとのセッションでした。
Oさんは、奥様に毎日のように、イライラしていました。
ずっとずっと何年も前から、そのイライラは続いていました。

「イライラしないように、自分なりにはいろいろやってきました。

持病があり寝てばかりで、ネガティブな言葉ばかり発する妻に、
理解ある言葉をかけ続けたり、笑顔でいようと努めたり、

それでもうまくいかないと分かったから、
気にしないことにしようと相手を見ないようにしたり、、

いろいろやって来たけれど、
やっぱりダメで、イライラしてしまうんです。

もう策はないように思うんです。
本当に妻は、人をイライラさせる、どうしようもない人です。

変わってほしいけど、無理だと思うんです。」

長い間、苦しんできたことが伝わってきます。
「つい最近、イライラした時のことを具体的に教えてください。」

「うーん、、、
あ、そういえば、洗い物をしないことです。
具合が悪いと言って、洗い物を全くしなくなったんです。

でも、テレビを見ては、ゲラゲラ笑っているんです。
本当に具合が悪いのかな?と思います。
どうせ、僕がすると思っているのだと思います。」

詳しく聞いていくと、
Oさんは仕事を一生懸命やりながらも、
奥さんを思い、家のこともかなり手伝ってきたようでした。

Oさん側の立場に立てば、イライラするのも共感できます。
ここで、
「どうすれば奥様が家事をもっとやってくれるのか?」

「奥様とどういう会話をすればイライラしないのか?」
という、対策の話に陥りがちです。

相手をどう変えるか、というテーマで話すのは
今回は根本的な解決には至りません。
別の話になれば、またイライラするのでしょう。

もう一段階深いところでの、解決が必要です。

まずは、自分が変わる、これが一番早いのだと思います。
自分の内面を丁寧にひも解いていきます。

本当は何を感じているのか?
このフィードバックは何なのか?
「奥様が洗い物をしないで、自分が洗い物をした時、どう感じているのですか?」

「そりゃもう、イライラです。
なんで、やらないんだよ!と思っちゃいます。
器が小さいんですかねぇ。」

「いやいや、器が小さいとか、そんなことないと思います。
では、洗いものを奥様がしない、自分だけがする。
そうすると、イライラする。
これについて、自分が何を信じているからイライラすると思いますか?」

「え?何を信じているからイライラするか?
うーん、、、何を信じているか?、、、何だろう?」

「例えば、こんな感じです。
女性が家事をするべきだ、と信じているとか。
共同生活は半々で仕事を分担するべきだ、と信じているとか。」

「ああ、なるほど。
うーん、女性が家事をするべきだ、とは思っていません。
できる方がやればいいと、思っています。

ああ、分かりました!
何かやってもらったら感謝するべき、と多分僕は信じています。

感謝してくれないから、自分はイライラしてたんだ、、。」

「うん、それですね。
感謝してほしかったけれど、してくれなくて、
イライラしていたのですね。
イライラとは、期待したことがされない時に起こる感情です。

そして、人に何かをしてもらった時は
感謝するべきだ、ということを信じていたのですね。
そういうビリーフ(思い込み)を持っているということですね。」

「ああ、自分がそう思っていたんですね、
気づかなかったです、、。」

「感謝=大切にされている、
という感情が欲しかったということかもしれませんね。

それで1つ質問ですが、
Oさんは、奥様に何かしてもらった時、
いつもいつも感謝しているんですか?」

「え???あいつに感謝??」

「そうです、
奥様が洗い物をしたり、食事を作った時に
ありがとう、といつも感謝の気持ちを伝えていた、ということですか?」

「・・・。
すみません、伝えていません。
というか、全く感謝したことないかも。。。

いや、まあその、そういう気持ちがないわけではなく、
ありますけど、、
だけど、ずっとあいつが具合悪くて、それどころじゃなかったというか、
よくケンカばかりで、えっと、いろいろあって、、。

それにあいつだって、働いている僕に感謝したことないし、、。」

「なるほど。Oさんは、奥様に感謝しないけど、
奥様はOさんに、感謝するのが当然だということですかね?」

「いや、そういうことでもないんですけど、、。
自分の方があいつに色々やっているし、、。」

「ああ、Oさんの方が奥様に色々与えているということですね。
まあ、気持ちは分かりますけどね。(笑)

とすると、与えている度合いが多い方は感謝しなくてよくて
与えられている度合いが少ない方が感謝しないといけない、
ということですか?」
「え?・・・。いや、そういうことでもないんですけど、、。
え??そう信じてたのかな、オレ??」

「・・・。」

「あはははははは!」
私とOさん、二人で思わず、吹き出すように笑ってしまいました。
(大笑)
「すみません、今、気づきました。
自分がしていないものは、返ってこない、そういうことですか・・・??

あああー、でも嫌です、なんか嫌です。
僕、素直に感謝できません。

なんていうか、、シャクです、、。うぅ〜うぅ〜。」

「あははは、うぅ〜ってなりますよね。(笑)」

もう一度、二人で、吹き出すように笑ってしまいました。
(大笑)
「分かりますよ。まあ、こちらの方がやっているとしたら、
なんか、シャクですよね。
そう感じても、いいですよ。そりゃそうです。

でも、大丈夫です。
与える、先に与えることから始まる、という話です。

自分が次の次元にいくために、自分が感謝が大切だと思うなら、
してみるのはどうか、という話です。」

「次の次元に行くために?」

「そうです。次の次元に行くために、与える。
今までとパターンを変えるんです。」

「ほぉ、次の次元に行くために、感謝するか、なるほど・・。
あいつのため、ということでないなら、できるかもしれません。」

「何の理由でもいいです。
こうしてほしいという期待に相手が応えてくれない、
ということでイライラする、
それは、相手の行動によって自分の感情がコントロールされています。

だから、期待にフォーカスしないということです。

Oさんは悪くないです。とても優しいです。
今まで、一人で考えてできることをやられてきたのだと思います。
ただ、それではイライラがなくならない、

だとしたら、何かを変える必要がありますね。」
翌日、Oさんから気づきのメッセージをいただきました。
シェアさせていただきます。

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先日のコーチングのまとめをお送りします。

その1
洗い物をしないことにイライラ

俺がやる

感謝しないことにイライラ

そういえば働いて感謝されたことがない

マジか

あ、海外旅行の時も感謝すらなかったな、、

感謝してもらうのが当たり前じゃないか?
いやいやいやいや、違う。
じゃぁ、自分は感謝してる?

働いている間にしてくれていたことに気づいて感謝している?
彼女の気持ちを分かって感謝している?
一度リセット、閲覧履歴を残しながら、キャッシュとクッキーを削除して、小さな感謝から始めてみる。
それは、彼女から感謝されるためじゃなく、自分を次の次元に高めるため。

自分の気持ちは鏡。
嫌な気持ち、相手への要求は、自分が相手にできていないこと。
投げないボールは帰ってこない。

僕の嫌いな、まず「ありがとう」を言ってみよう。ではない。

自分が何にイライラしているのか、
そのおおもとを見つけ、
そこを自分が相手に出来ているのかを見つめ、
数ヶ月先の自分が楽になる為にまず自分から進んで行動してみる。

次元を変えて、次の自分になるために行動するということ。
その行動の最初が、まずは「感謝」ということに過ぎないのではないかと思った。

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素晴らしい気づきです。

ネガティブな感情になった時は、
何にそう感じたのか、そのおおもとを探します。

「そう感じたということは、自分は何を信じているのだろうか?」

これこそが、自分を苦しめているビリーフ(思い込み)
を発見する魔法の質問です。

ネガティブの感情の原因は、
自分の持っているビリーフや定義と反する時なのです。
それに気づけば、ネガティブをコントロールできます。
そして、感謝しよう、という話ではありません。
「数ヶ月先の自分が楽になる為にまず自分から進んで行動してみる。」

いつだって行動が、私たちの人生を変えるのです。

Oさんにこれから何が起こるのか?
これからの変化が楽しみです。

 

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